お尻の痛み・しびれ ももの痛み・しびれ 下腿の痛み・しびれ ~坐骨神経痛
坐骨神経とは、第4腰神経~第3仙骨神経が合わさる人体の中で最も大きな末梢神経です。
お尻の梨状筋部から大腿部の後面を下行して、膝裏の上部分で『総腓骨神経』と『脛骨神経』に枝分かれします。
総腓骨神経は、さらに『浅腓骨神経』と『深腓骨神経』に枝分かれします。
脛骨神経も、さらに『内側足底神経』と『外側足底神経』に枝分かれします。
このように、枝分かれしながら下肢全体に分布します。
そのため、坐骨神経痛の症状(痛み、しびれ)は、お尻から下肢全体に症状が出る可能性があります。
ただし、坐骨神経は、第4神経~第3仙骨神経(L4、L5、S1、S2、S3)からなるので、このうちの障害されている箇所によって症状が出る箇所が限局されてきます。(下図のL4~S3までの範囲)
坐骨神経痛を引き起こす原因としては、
○梨状筋症候群
○腰椎椎間板ヘルニア
○腰部脊柱管狭窄症
○腰椎分離症
○腰椎すべり症
などが挙げられます。
梨状筋症候群については前回に載せてありますので、次回からはその他について載せていきます!
メリー整骨院
http://merryseikotsuin.com
住所:〒330-0061 埼玉県さいたま市浦和区
常盤4−11−2 倉林ビル102
TEL:048-711-1059
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走ると足の甲が痛い 足の甲の痛み、腫れ 行軍骨折(中足骨疲労骨折)
10代のスポーツ選手に好発する疲労骨折です。
第2・3中足骨骨幹部に良く起きます。(※中足骨=足部の骨)
ランニングやジャンプなどの過度の負荷が足部に繰り返し加わる事で発生し、使い過ぎ(overuse)が原因となるスポーツ障害です。
痛みが発生した当初のレントゲン検査では、異常所見が無い事がありますが、その後2~3週間経過してくると下図の様に仮骨形成が起きてきます。
(※仮骨形成=骨折部に新しい組織が形成されてくる)
仮骨形成がみられると、その部分で疲労骨折が起きていたことが判明します。
ですので、痛み発生当初のレントゲン検査で骨折所見がみられなくても骨上に圧痛があったり、足の甲が明らかに腫れていたりした場合は、疲労骨折の可能性も考慮します。
足趾の筋腱の炎症と鑑別する必要もあります。
行軍骨折とは、軍隊が何10キロも一晩で歩いた時に足に疲労骨折が起きていたことに由来します。
骨折が疑われる時は、運動を4週間は中止します。
中途半端な中止では、運動再開後に痛みが再発します。
そして、レントゲン検査にてしっかりと経過を追っていきます。
荷重による痛みが強い場合は、松葉杖などで荷重をかけない様にし、シーネヤギプスで固定します。
スポーツ選手であれば、運動中止中には、患部に負荷が掛からないようにして患部外トレーニングを行い、筋力の低下を防ぐと共に、スムーズに競技復帰出来る様にしておきます。
また、ここで大切なのが再発予防です。
せっかく競技復帰を果たしても、疲労骨折を起こした原因がわかっていないと、また疲労骨折を起こしてしまう事になります。
○扁平足や開張足など足部に問題があるのか
○使用している靴が悪いのか
○走り方やジャンプ、ステップ動作に問題があるのか
など、問題となっていた原因を突き止め、改善を図ります。
疲労骨折は、“安静”の保存療法が基本ですが、受傷箇所などによっては(例:第5中足骨基底部の疲労骨折(Jones骨折))、手術療法の適用となります。
当然ながら、骨折に至る前の早期発生・早期治療開始が重要になります。
我慢せずに、早期に医療機関を受診しましょう!!
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靴を履いて歩くと足が痛い 歩いていると足が痛い・痺れる ~ モートン病 ~
○足の裏の指の付け根が痛い
○足の指が痺れる
○靴を履いて歩くと痺れや痛みが出てくる
○ヒールのある靴を履くと痺れや痛みが出てくる
などの症状が、主に第2~4趾付近に出る場合、モートン病という疾患が疑われます。
下の写真は、足底から見た足です。
足部に至る神経で、『内側足底神経』と『外側足底神経』と言う2つの神経が合わさる箇所がありますが、ここで障害が起こる事が多いです。
上の図の赤丸印で障害されている場合は、症状としては3-4趾間で起きます。
それ以外にも、3-4趾間の両隣である2-3趾間,4-5趾間で障害が起きる事もあります。
原因としては、
○横幅の狭い靴を履いている
○ヒールのある靴を履くことが多く、つま先立ちの状態が長い
○中腰やしゃがんだ姿勢などでつま先に荷重が掛かる事が多い
などが挙げられます。
前足部に負荷が掛かる事で、神経が圧迫されて症状が出てきます。
横幅が狭い靴を履いていると横からの圧迫を受け、つま先立ちの様に前足部に荷重が掛かる事が多ければ上下から圧迫を受けます(上⇒骨を連結する靭帯(深横中足靭帯)、下⇒地面)。
上記で挙げたような原因が元となりますが、外反母趾や扁平足、開張足の方に症状が発生しやすいです。
治療としては、
○靴を適切なものに変える
○インソールを入れて足底のアーチを形成させる
○足底を柔軟にして足に掛かる負担を減らす
○ブロック注射
○難治なものには手術療法
となります。
靴を履いていなければ症状が出ない事もあるので、そのまま症状を放置していて大きな痛みとなって初めて受診される方も多くいます。
早期発見・早期治療が早期回復につながりますので、放置せずに気になり始めたら受診してください。
とりあえずのご相談でも構いませんので、ぜひ当院にお問合せ・ご来院ください!
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足の親指の付け根が痛い 母趾の付け根が痛い ~ 種子骨炎(種子骨障害) ~
○つま先立ちをした時に、足の親指の付け根が痛い
○歩行時、走行時、地面を蹴る際に足の親指の付け根が痛い
○足の親指の付け根を押すと痛い
などの症状がある際に、種子骨炎(種子骨障害)が疑われます。
種子骨は、上の写真にある様に、母趾(親指)と足部の境にあります。
足の裏側から見ると2つあるのですが、それぞれ短母趾屈筋と言う親指を下に曲げる筋肉が走行します。
種子骨の周りには、他の筋肉や腱が集まるので、これらが効率良く動くのを助けています。
(※膝のお皿も種子骨になります。)
陸上競技やバスケットボールなどの走ったりジャンプしたりする競技や、剣道や空手などの踏み込み動作が多い競技にも好発します。
踏み出す際には、足の裏の筋肉群が強く収縮します。
その際に種子骨に掛かる負荷や、地面からの衝撃によってこの箇所で炎症を起こします。
対処法としては、この症状が起こる人は開張足で横アーチが消失していたり、足趾が浮いている“指上げ足”であったりすることが多いので、テーピングやクッションで足のアーチを形成してあげます。
また、ドーナツ型クッションなどを作成して、種子骨に衝撃がいかない様にしてあげます。
種子骨に直接の負荷がいかないようにしつつ、足底部の筋肉を緩めていきます。
先天的に種子骨が横割れしている様な“二分種子骨”という状態の人もいます。
骨折ではありませんので、痛みはおさまります。
種子骨は、足の親指の付け根にありますので、常に負荷が掛かってしまいます。
我慢して、かばっていては、変な歩行になってしまい他の部分に負担がいってしまいます。
異変を感じたら、早目に対処しましょう!
当院でも、テーピングやクッションの作成、競技特性に沿った足の使い方のアドバイスなどをしていきます。
ぜひ、ご来院ください!!
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なぜタコや魚の目が出来てしまうのか?! ~ 胼胝・鶏眼 ~
前回、『胼胝=タコ』や『鶏眼=魚の目』の出来る原因として、下記の様な点を挙げました。
①靴のトラブル
②歩き方が悪い
③足の指(足趾)が使えていない 等
各項目別にみると…
< 靴のトラブル >
○靴のサイズが合っていない
靴のサイズは、窮屈でも良くないし、大きくてもよくありません。
大きいと、靴の中で足が遊んでしまいます(ぶれてしまう)。
小さいと、靴の側面に足趾(足の指)が当たり、足趾に胼胝や鶏眼が出来てしまいます。
このような足のトラブル(胼胝、鶏眼、巻き爪)が出ている方は、ちょうど良いサイズの靴を履いていると思っていても、意外と大きいサイズを選んでしまっている事が多いです。
○ソールが硬い
お仕事などで、安全靴を履かなくてはいけない方や、革靴のソールが硬い方。
インソールを入れたりしてソールのクッション性を増してあげると良いと思います。
○ハイヒールをよく履く
胼胝や鶏眼は女性に多く見られますが、それはヒールのある靴を履くことも要因のひとつになっていると言えます。
ただし、これは要因のひとつに過ぎず、根本には足趾(足の指)が使えていない事があります。
< 歩き方が悪い >
なかなかご自身では認識することが難しいかもしれませんが、歩行時に土踏まず(内側アーチ)の部分を潰す様な歩き方をしていると、扁平足になり、開張足になっていってしまいます。
内側アーチを潰す様な歩き方とは、足部を外側にこねるような歩き方や、膝が内側に入って(内股の様な感じ)、つま先が外を向いている歩き方です。
歩行は、つま先と膝の向きが揃って進行方向を向くようにします。
(つま先の中でも、第2趾を指標とします。)
< 足の指(足趾)が使えていない >
”○ハイヒールをよく履く” でも記載しましたが、足趾が使えていないと、足が開張足になり、更には足趾が上にあがった状態になってしまいます。
そうなると、歩行時に地面を蹴り出す際、足趾を使わずに足趾の付け根の部分で地面を蹴り出す事になります。
本来は地面を蹴り出すのは足趾でなければいけませんが、足趾が使えていない方は、足趾の付け根の部分(胼胝や鶏眼の好発部)で地面を蹴ります。
このような刺激が繰り返される事によって胼胝や鶏眼が出来てしまいます。
※開張足とは、足の横アーチがつぶれて足幅が広がった状態です。
★ イボ ★
イボは胼胝や鶏眼と違って、ヒトパピローマウィルスというウィルスが原因となります。
ウィルスが原因ですので、削ってしまうと、出血したり、他の箇所に感染したりしてしまいます。
イボは黒い斑点状(点状出血)になっていますが、判断が難しいと思いますので、皮膚科などの専門医に診てもらいましょう。
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足の裏が痛い 足裏のタコが痛い、魚の目が痛い ~ 胼胝・鶏眼 ~
○足の裏の皮膚が分厚くなってきている
○分厚い部分をつまんだり押したりすると痛い
○分厚い部分に荷重が掛かると痛い
と言ったことはありませんか??
そのような場合、足の裏に『胼胝(べんち)=たこ』『鶏眼(けいがん)=魚の目』が出来ている可能性があります。
胼胝も鶏眼も、繰り返しの刺激が加わる事によって、皮膚の角質が肥厚して出来ます。
『胼胝=たこ』は、角質が皮膚の上に向かって肥厚していきます。
『胼胝=魚の目』は、角質が皮膚の下に向かって肥厚していき、その肥厚がくさび状に伸びていき、芯となって真皮にある神経を刺激して痛みを伴います。
これらは、下記の様な問題で生じてきます。
①靴のトラブル
②歩き方が悪い
③足の指が使えていない 等
次回は、問題となる点について書いていきます!
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